大きく2つの型
糖尿病ってどんな病気??
太った人がなりやすいと思われがちな糖尿病ですが、実はそうとも限りません。
糖尿病は、大きく2つの型にわかれます。
小児や若年者にも多い1型と、
生活習慣と遺伝的要因によって40代以降に発症しやすい2型です。
(実は他にもありますが、ここでは割愛します。)
前者は急激に、後者は徐々に発症することが多いです。
治療は1型と2型では大きく異なります。両者の違いを見ていきましょう。
1型糖尿病
糖尿病の患者さんのうち10人に1人もいないという非常に少ない型、それが1型糖尿病です。
ウイルス感染などが原因で、免疫細胞(自分の体を守ってくれている)が本来攻撃をしてはいけない自分のすい臓に攻撃をしかけてしまう。
そしてすい臓のインスリンを分泌する細胞が破壊されてしまうという病気。
インスリンを分泌する細胞が破壊されてしまうので、血糖値を下げてくれるインスリンがでなくなります。
そのため外部からインスリンを補ってあげる必要があるのですが、これにはインスリン注射しかありません。
つまり、治療の中心はインスリン注射ということになります。
(インスリン注射が中心と記載したのは、インスリンと飲み薬を併用する場合もあるためです)
1型か2型かはどうしたらわかるの?
自分が1型か2型かは、わずか数mlの血液検査のみでわかります。
これまで検査をされたことがないという方は検査が必要です。
なぜなら、先ほどのお話の通り
1型か2型かによって治療方法が全く変わってくるから・・
1型の人にいくら飲み薬のみで治療をしても効果はありません。
多くの方がインスリン分泌が低下しているためです。
治療しているにもかかわらず、数値はますます悪化してしまいます。
そうならないためにも、自身が1型か2型かの検査は必ず受けるようにしてください。